ムーチーとは?沖縄では昔から食べられている。餅。
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はいさい。
寒い季節になると、沖縄ではムーチービーサーと言います。
この寒い季節に作るのがムーチーですね。
おじー、おばーから伝わるムーチーについてわかりやすく解説します。
Contents
ムーチーとは?
「ムーチー」は沖縄の旧暦行事であり、沖縄の方言で「餅」を意味する言葉でもあります。
一般的にムーチーは、白糖や黒糖、紅芋などで味・色をつけた餅をサンニン(月桃)の葉で包んだものです。
ムーチーは伝統文化
悪者になったアヒーという子供を食べる怪物を退治するためにムーチーが活躍した。という昔話があります。
そのため厄払いの意味合いが強かったムーチー。
時代の変化とともに厄払いから健康祈願などへの意味が強くなっていきました。
子供が生まれた年には子供の健康祈願として大量にムーチーを作ります。
また、筆者のおばーたちの家ではムーチーの葉っぱ、月桃が防虫効果もあることから
家中をお祓いするように月桃の葉を少し水につけてはたいていたりもしました。
家庭でのムーチー作りの様子
家庭ではどのように作るのか?
家族で集まってムーチー作りです。
おじー、おばーが張り切って準備してくれていました。
こねて月桃に包む
もちこ、黒砂糖、紅芋パウダー、水など加えて混ぜる。
約100gくらいに丸めて月桃に包みます。
*ムーチーの専用の粉などもあります。
サンニン(月桃)に包みます。
紐の色を変えて、白、黒糖、紅芋がわかりやすいように区別します。
ムーチーを蒸す
シンメーナーべーでムーチーを約20分〜30分蒸します。
田舎のお家にはこういう大きな鍋がありますが、家庭では蒸し器を使います。
ムーチーをみんなで食べる
みんなで食べるムーチーは格別。
出来たてはもちもちで風味も豊かで最高!!
もりもり食べていました。
喉に詰まらないようにゆっくりねー。
初ムーチーとは。ハチムーチー
赤ちゃんが生まれてから初のムーチー作りのこと。
通常のムーチーよりも大量に作って近所に配ります。
子供の歳の数だけムーチーを吊り下げてムーチーの日にいただきます。
私たちの子供が合わせて3歳なので、3つをつなぎ合わせて吊り下げました。
つなぎ合わせる方法なども各家庭で教えてもらえたりします。
現在ではムーチーを作る文化も少しづつ減っているような気もします。
家族が少なくなると、スーパーなどで買って済ませることも多いですね。
私も若い頃はムーチーあまり気にしたことがなかったです。
子供が生まれてからムーチー文化を再認識した感じです。
出来るだけ残していきたいですね。
本州の餅文化とは違う
沖縄でも餅つきのイベントが開催されていた。
沖縄で餅つきができるのは珍しい。
私は30年生きてきて人生で2回目くらいしかしたことがありません。
那覇市の国際通りにあるやちむん通りで体験できました。
きなこ、しろ、あんこ!無料でもらえました。贅沢!!
沖縄の文化も内地の文化も面白いですね。
どっちの餅も美味しい!子供たちは大喜びでした。